毎年夏になると、私は初めて日本の夏を経験した時のことを思い出します。
私の故郷では、乾季と雨季の2つの季節しかありません。私の出身地、ダラットは、日本の秋と同じように、年間を通じて温暖で涼しい気候を持つ観光地であり、リゾート地です。ここで生まれ育った私は、この気候に慣れています。
2016年、私は農業の研修生として、温室で働いていました。だから夏になると、温室の温度がますます上がり、とても暑く、息ができないように思えました。
ある日、仕事に行く途中で自転車を漕いでいると、90歳くらいのやせた老人に出会いました。彼は、道路沿いの田んぼで何かをしているようで、背中が丸くなり、とても弱々しい様子でした。こんなに暑い日に、座っているだけでも耐えられないのに、彼は何をしているのでしょうか? 私が好奇心から見てみると、彼は鎌を持って高い草を切ろうとしていて、年老いた弱々しい動きでした。その瞬間、私の涙がこぼれ、自分に問いました:
あのように弱々しい老人でも、暑い日の中で勤勉に働くことができるのであれば、なぜ私はできないのでしょうか?
日本が今のように発展出来ているのは、このような勤勉で努力家の人々のおかげなのでしょうか? そのため、私は自分がもっと頑張って働き、日本人からたくさん学ばなければならないと感じるようになりました。